今年、人生初のバリ旅行に行きました。
勢いで飛行機のチケットとホテルを予約をしたのはいいものの、初めてのバリ島観光で、どこに行ったらいいのか分からない!
ツアーに申し込んでも良かったのですが、家族旅行ということもあり、のんびり自由気ままな旅ができたらと、カーチャーターを予約しました。
「せっかくのチャーターだし、自分で決めた厳選したツアーにするぞ!」と意気込んだけれど、初めてのバリで土地勘がまったくなく、行きたいスポットの距離や時間、各場所での所要時間などが分からずに苦労しました。
複数の記事を読んだり、Googleマップで場所を確認したりと、やっとの思いで、ルートを決めました。
結果、ツアーの方が予約は楽だったかもしれませんが、好きなだけ時間を使ってのんびり観光が出来て、とても満足のいく旅になりました。
この記事では、皆さんの参考になればと思い、筆者が旅した1日コースをご紹介します!
はじめに(私達の旅について)
私たちは下記のようなグループでした。
・初めてのバリ旅行
・20〜60代の家族グループ旅行
・主要な観光地とショッピングスポットは抑えつつ、ゆっくり回りたい。
初めての旅行だったので何も分からない状態でしたが、せかせかとしたくなかったので、下記の4か所に絞りました。
・タナロット寺院
・ASHITABA BALI(アシタバ本店)
・ジェンガラケラミック
・ウルワツ寺院で、サンセットの中で、ケチャダンスを見る
予約の方法とチャーター料金
カーチャーターをしようと決めて、ネットで検索すると様々な会社がヒットしました。
今回は家族旅だったので、安心・安全を第一優先に!ということで、日本人経営で日本語ができるドライバーさんがいる会社を選びました。
予約時に、LINEで問合せをした際に、冒頭の行きたいところを伝えたところ、筆者の泊まっていたスミニャックのホテルからであれば、10時発、20時戻りで全部回れるでしょうとのこと。
早速、10時間プランを予約することにしました。ちなみに、夕食の時間は入っていません。
チャーター時間:10時間
費用:8000円/台(ツアー終了時に日本円現金で手渡し)
英語のみ対応のドライバーだと、上記よりも少し安いような感じでした。
私達のスケジュール
それでは、本題に入りましょう。私達の一日はこのような感じでした。
10:00
スミニャックのホテルを出発!
10:30〜11:00
fipperでショッピング(天然ゴムのスリッパを購入)
12:00〜12:30
タナロット寺院で観光
13:00〜13:30
ASHITABA BALIでショッピング(コースターとバッグを購入)
14:00〜15:00
観光客向けレストラン(Warung Tepi Tebing)で遅めのランチ
15:15〜15:45
ルワクコーヒー園(AlamSari Agrotourism)でコーヒー・お茶の試飲
※ごめんなさい!おすすめしません※
17:45〜19:00
サンセットの中、ウルワツ寺院でケチャダンスを見る
20:00
渋滞にはまりながらもホテルに帰宅!
実は、行きたかったジェンガラ・ケラミックにだけは行けていません。コーヒー園に行った後に、立ち寄る予定だったのですが、夕方の渋滞がひどく、時間がありませんでした。
私達の体験談
ここからは、写真も交えて、詳しくご紹介したいと思います。
10:00 スミニャックのホテル出発
ホテル入口で待っていると、時間ぴったりに、ドライバーさんが迎えに来てくれました。
日本には行ったことがないようですが、長年、タクシー運転手をしており、独学で日本語を学ばれたらしく、日本語が流暢で安心しました。
日本人オーナーであるカーチャーターの会社に所属しながら、今も空いた時間はGrabの運転手をしているそうです。
10:30 Fipper
元々予定はなかったのですが、前日に靴ずれをおこしてしまったため、スリッパを購入するために、通り道にあったFipperに寄ってもらい、ビーチサンダルを購入しました。
Fipperとは…
2008年に設立されたマレーシアの天然ゴムビーチサンダルブランド。良質な天然ゴムを使用し、柔らかく快適な履き心地が人気のです。
その後、快適に過ごすことができました。
12:00 タナロット寺院
ドライバーさんとの会話を楽しむこと1時間ちょっと、ようやくタナロット寺院に到着しました。
駐車場から寺院までは少しだけ歩きます。
青い空と海の絶景スポットです。世界中からの観光客がいました。
ただ、思っていたほどの特別感はなく、滞在時間は30分ほどだったと思います。
後日、現地の方と話す機会があったのですが、タナロット寺院は観光客向けの代表のスポットというお話がありました。笑
13:00 ASHITABA
続いて、ASHITABAの本店にやってきました。
別日にウブドに行く予定があったので、ウブドの支店に行ってもいいかなと思っていたのですが、「工場併設の方が種類が豊富」という口コミを複数見かけ、こちらまで足を延ばすことにしました。
口コミどおり、品揃え豊富でした!
また、工場ということもあり、アタがどのような植物なのか、どのように加工するのかなどを、お店の方が日本語で丁寧に説明してくださいました。
さすが日本人経営のお店。接客が丁寧で、日本語ができるスタッフの方が何でも質問に答えてくれます。
筆者は、バッグやコースターを購入しました。
製作時間を考えると、何万円とするだろうと思う繊細なアタ製品を数千円で買うことができました。おすすめです!
14:00 ランチ
そろそろお腹が空いたなというタイミングで、ドライバーさんが美味しいワルンを紹介してくれるとのこと、何も考えずにそのままお願いをしました。
中には池まであって、綺麗なワルンでした。
しかし、メニューを開いて、値段を見てびっくり。完全に観光客価格でした。
Googleレビューを読むと、Tourist Trap(観光客の罠)とか、タクシー運転手が良く連れて行くお店(タイアップしている)ということでした。笑
ドライバーさんに、昼食が美味しかったか聞かれたので、美味しかったですが、観光客価格ですね、と笑って伝えたところ、「地元客が行くようなワルンや屋台の食事は衛生状況が悪いので、お客さんには食べさせられない」とおっしゃってました。笑
15:00 コーヒー農園見学
次はジェンガラケラミックに食器を買いに行こうかと思っていたところ、十分に時間があるから、ルワクコーヒーの園にお連れしましょうとのこと。
ルワクコーヒーとは…
ジャコウ猫(ハクビシン)にコーヒーの実を食べさせて、その糞から取り出した豆を使って作るコーヒーのこと。
「見るのはタダだし、別に買わなくても大丈夫ですから」とのこと。
時間もあるし、断る理由もなく、連れて行ってもらいました(後々、少しだけ、後悔します)。
店の前の駐車場に車を停めて、入口に向かうと、テーブルを囲んで座って話していたスタッフ達が、ダルそうに立ち上がります。
そして、裏の農園(小さな庭のようなところ)に植えてあるコーヒーなどを見せてくれました。
そして、こちらが、飼われているジャコウ猫。
別に動物愛護活動家でも何でもないのですが、このバリの大自然の中で、檻の中で暮らす様子を見ると、可哀想になります。
その様子を見た後、テーブルで、数々のコーヒーやフルーツティーなどを試飲させてくれます。
ルワクコーヒーだけは一杯、50Kルピア(約500円)とのこと。
値段の高さはさることながら、檻の中で悲しげな目をして暮らしている動物から作られたものはさすがに飲む気になりませんでした。
18:00 ウルワツ寺院でケチャダンス鑑賞
農園からなんとも言えない気持ちで、ジェンガラケラミックに向かう予定でした。
しかし、何だか嫌な予感がし始めます。交通量が増えて、なかなかスムーズに進まなくなりました。
ついに、ドライバーさんが「ちょっと、ジェンガラケラミックに行くのは、難しいかも」と言い、ケチャダンスに遅れるわけはいかないということで、断念しました。
ドライバーさんも頑張ってくれて、なんとか予定時刻ギリギリにウルワツ寺院に到着しました。
入口で寺院の拝観料を支払い(筆者達はケチャダンスのチケットだけ購入していました)、腰に巻く紐を受け取りました。
そして、ケチャダンスの公演会場まで歩きます。
既に満席のような状態で上段の空いている席に通されました。
海に太陽が沈んでいく中、公演が始まりました。
ケチャ!ケチャ!ケチャ!ケチャ!と上の方でもしっかり聞こえます。
火を使う場面もあり、観客を飽きさせません。
日が暮れると、さらに迫力がありました。
ウルワツ寺院でのサンセットの中でのケチャダンス、詳しく旅のハイライトでした。
公演が終わり、観客が一斉に車に戻る中、私達もドライバーさんと合流し、ホテルへの帰路に着きました。
通常なら、ウルワツ寺院からスミニャックのホテルまで1時間あれば帰れるようなのですが、観光バスと地元の方のバイク衝突事故があったようで、大渋滞でした。
車を降りるタイミングで規定の料金をお支払しました。
カーチャーター利用のメリット
今回の旅では、6ヶ所に立ち寄りましたが、いちいちGrabやタクシーを呼ぶ手間なく、スムーズに移動が出来たことは大満足でした。
行きたかったところは、ジェンガラケラミックを除いてすべて行くことができ、ほとんどの場所で時間を気にせずに過ごすことができました。
特に、サンセットを観ながらのケチャダンスは圧巻で、バリ島の文化に興味があるという方、全員におすすめしたいです!
ウルワツ寺院のケチャダンスはもう一度見たいくらいです!
カーチャーター利用の反省点
逆にデメリットや反省点を述べるとすれば、
ランチ場所を含めて、すべて行きたいところを決めておけばよかったです。
他におすすめの場所があればと伝えていたことで、コーヒー園に連れていっていただきましたが、帰りに渋滞に巻き込まれ、結局、行きたかったお店に行くことができませんでした。
また、食事場所も少しでも下調べをしておけばよかったかなと思います。
カーチャーターのドライバーにはチップを渡す?
カーチャーターをした場合、チップを渡した方がいいのか、迷われる方もいらっしゃいます。
個人的な考えですが、バリ島には元々チップ文化のある国ではないですし、チップは気持ちなので、お渡したい!と心から思えば、お渡しすればよいと思います。
実際のところは分かりませんが、あるドライバーさんの話では、バリでチップを渡すのは主にアメリカ人と日本人のようです。なんとなく、10〜15%くらいを渡すことが多いのかなと推測しました。
今回は、事故現場を目の当たりにしたこともあり、安全運転で最後に宿まで送り届けてくれたことへの感謝の気持ちとして、少しだけお渡ししました。
次回も利用したい!
もしまたバリ島に行くことがあれば、もう一度、カーチャーターを利用しようと思っています。
でも、次に利用する時には、もう少しリサーチをして、行きたいところを全部決めてしまおうとも思っています。
この記事が、少しでも、次に旅行する方の参考になれば幸いです。
下記の記事では、空港からウブドまで移動した時の経験談を書いています!