留学やワーホリで、どの国に行くか迷っていませんか?
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア。
英語圏だけでもたくさんの選択肢があり、迷ってしまいますよね。
筆者が住むオーストラリアは、気候が良くて、人々が大らかでリラックスしていて、なにより給料が高い!良いことを挙げればきりがありません。
しかし、こんな恵まれた環境にいても「こんなはずじゃなかった」と感じることもあるんです。
この記事では、筆者が感じた、オーストラリアに来て後悔したことについてお話したいと思います。
ちなみに「来て良かったこと」は下記の記事に書いていますので、こちらをご覧ください。
この記事はこんな人におすすめです。
・どの国にするか、迷っている人
・オーストラリアに行くことが決まって準備中の人
・オーストラリアの実際の状況を知りたい人
※この記事では1AUD=98円で換算しています。
物価が高い!
まず初めに、筆者の最大のこんなはずじゃなかったポイントは、物価の高さです。
特に、家賃(レント)や外食費用は日本の約2倍の相場感です。
家賃
まず、家賃ですが、2022年頃から、パンデミック終息で海外からの留学生やワーホリなどが一気にオーストラリアに戻ってきて、住宅が不足し、家賃価格が高騰しています。
筆者の暮らすシドニー中心部では、シェアでも週300AUD(約29,000円)から、一人暮らしなんて、安くても週500AUD(約49,000円)くらいの物件ばかりです。
もちろん都心から離れれば離れるほど、安くなりますが、電車やバス代もかかるので、なかなか考えものです。
外食費用
そして、外食費用ですが、軽くランチをするにしても20AUD(約1,900円)はかかります。
ラーメンや定食など日本食のレストランで食べようと思うと、20AUDでは足りません。
また、ディナーで軽く食事をして、ドリンクを1~2杯飲むと、50AUD(約4,800円)はかかります。
日本のコンビニや激安定食、飲み放題のお店が恋しいです(笑)
高いとは聞いていたものの、少し甘く見ていました。
渡航後、働く場所が決まるまで、貯金がどんどんなくなり、かなり焦りました。
物価が高いオーストラリアで生き抜く方法
でも、大丈夫!なんとかなります!参考に、筆者が心がけていることをお伝えします。
- 飲みたくなったら、ハッピーアワーの時間帯にパブに行く。ハッピーアワーと言って、例えば平日夕方4~7時頃に、ビール半額などで提供しているバーやパブがたくさんあります。
- 友達とワイワイやりたくなったら、公園やビーチでバーベキューをする。公園やビーチに誰でも無料で使えるバーベキュー台があります。
- できるだけ自炊を心がける。農業大国のオーストラリア、食材は比較的安いので、スーパーで買って自炊することでかなり節約できます。
紫外線が強すぎる!
オーストラリアに来るんじゃなかったと思ったことの一つは、紫外線が強いことです。
特にオーストラリアの夏(11~2月)は紫外線がかなり強く、オーストラリア気象庁が発表する紫外線指数では「EXTREME」と表示されていることもあります。
筆者は元々外で遊ぶことが大好きで、日本では、ビーチで友人たちと飲んだり、日光浴したり、山にハイキングに行ったりと、アウトドアアクティビティを楽しんでいました。
だから、日焼けもへっちゃらだったんです。紫外線が強いったって、日本の夏とそう変わらないでしょと侮っていました。
しかし!ある日、うっかり腕に日焼け止めを塗るのを忘れ、外で数時間BBQを楽しんだことがありました。
家に帰ってシャワーを浴びると、腕が真っ赤になって、その後、皮まで剥け始めました。
まだ、春だったし、そんなに気温も高くなかったので、警戒してなかったのが間違いでした。
Cancer Council NSWによると、オーストラリアは、皮膚がんの発生率が世界で最も高い国の一つだそうです。
約3人に2人は、70歳までに何らかの皮膚がんと診断されるそうです。
これを知って、無防備だった自分の行動を反省しました。
日本にいた時と同じ感覚でいるとかなりのダメージを受けてしまいます。
筆者も、今では、10時〜15時の紫外線の強い時間はあまり外を出歩かない、ビーチに行っても離れた日陰で過ごすなど、かなりのインドア人間になってしまっています。
せっかくオーストラリアに住んでいるのに、日本にいた時より、ビーチに行く回数が減ったのは笑い話です。笑
紫外線の強いオーストラリアで大切なこと
- 肌が弱い人だけではなく、肌が強いと自信のある人も、紫外線対策はしっかり行ってください。
- 日焼け止めを塗る、帽子をかぶる、サングラスをつける、長袖を着る、日陰を歩くなど、毎日できることを少しずつ行いましょう。
思ったより稼げない!
月50万円稼いだ!一年で300万円貯金できた!とか色々な話を聞きますが、残念ながら、みんながみんなうまくいっているわけではありません。
ジャパレスで働いていた友人の話
ジャパレスで働いていた友人の話ですが、最低賃金以上の金額での募集だったので面接に行くと、休日や祝日の25%加算なし・週数時間の残業があると言われ、実働時間を計算すると、あれ?最低賃金(時給21.38AUD、約2,038円)以下やんけ!ということがあったそうです。
タイ料理の店で働くタイ人の友人も同じことを言っていたので、ジャパレスだけの問題ではなさそうですが、個人経営の小さなお店だとその辺りが守られていないことが多いようです。
それでも、稼げるだけで十分、楽しいからOK、賄いがでるからOK、という理由があれば大丈夫ですが、せっかく夢や希望を持ってオーストラリアに来るのであれば、少しでも多く稼ぎたいですよね。
全然稼げない!ということにならないように
- 経験や一定の英語力ががある場合は、ローカル経営の職場を探そう。最低賃金の順守はもちろん、残業分や休日加算もしっかり払ってくれます。
- ジャパレスにするなら企業経営の店にしよう。企業経営のお店は法律を遵守しています。
- どんどんキャリアアップしよう。どんなお店も経験の有無を重視しています。まずはじめはジャパレスで働いて、経験を積んで慣れてきたら、それをステップにして、キャリアップすればいいんです。
さいごに
この記事では、こんなはずじゃなかった!やめときゃよかった!とオーストラリアに来て感じたネガティブなことを紹介しました。
でも!オーストラリアに来れてよかったと心から思っています。
世界各国から集まった人と友達になると、世界は自分の思っているより広いんだと考えさせられます。
多様な文化を尊重する環境に暮らしていると、ありのままの自分でいられる気がします。
ビーチに座ってぼけーっとしていると、小さな悩みがぶっ飛びます(笑)これはオーストラリアだったからできた経験だと思います。
読んだ方々が、オーストラリアで筆者と同じように色々な経験ができますように、願っています。